願掛けなどに使われるだるまの処分方法って結構困りませんか?
縁起物であるだるまを、そのままごみとして出すのは少し戸惑うけれど、だからといってその他の処分方法も思いつかない。
そんな人も多いのではないでしょうか。
だるまの処分にはどんな方法があるのか、家庭で処分するときの方法などを紹介します。
今お家のだるまの処分に困っている人はぜひ参考にしてみて下さいね。
だるまの処分方法を紹介!
一般的なだるまの処分方法は供養することです。
近隣の神社やお寺などに供養を依頼したり、どんど焼き、だるま市など各地のお祭りで供養する行事が行われているときに供養するのが一般的です。
その他、宅配でお焚き上げをしてくれるサービスもありますが、自宅で処分することも可能です。
地域の行事の日程や、だるまの大きさや量などによって供養の方法を考えてみましょう。
だるまの処分時期は?
だるまの処分時期は購入してから一年後です。
だるまは一般的には年の初めや祈願の時に準備し、購入後すぐに願いを込めて左目を書きます。
成就したときに右目を入れます。成就した時なので、時期は人により異なります。
祈願したときから一年間飾ると良いとされています。
仮に願いが叶わなくても、一年間の感謝の意を込めて右目を入れ、供養するのがよいそうです。
そのためか、こうしただるまを供養する行事は年明けに行われることが多いため、年始にだるまを供養するという習慣がある人も多いようです。
だるまを供養したいと考える人は、年明けにこうした行事がないか確認をするか、近隣の神社やお寺で、だるまを供養できるか確認してみましょう。
だるまの処分 自宅のゴミ箱に捨てても大丈夫?
だるまは自宅で処分しても大丈夫です!
供養している時間がない、かなりの量があって供養するのが難しいなど、さまざまな理由でだるまの処分を自宅でしたいという人もいるでしょう。
普通のごみと同様に、ごみ箱に入れて捨ててしまっても地域のごみ捨てのルールを違反していないのであれば家庭でごみとしてだるまを処分することは問題ありません。
ちなみに私の住んでいる自治体のルールによると、一番長い部分の長さが30cm以内でごみ袋に入る場合は普通ごみとして処分が可能ということでした。
だるまのいちばん長いところというと高さになってくると思うので高さ30cmのだるまは普通ごみとして出せるということになります。
ただ、縁起物のだるまを普通のごみとして出すのはちょっと気が引けますよね。
そんな方は清め塩をしてから処分するといいですよ。
清め塩のやり方は次で説明しますね。
だるまの清め塩のやり方を解説
だるまを家庭でごみとして処分するとしても、縁起ものですから、ポイっと捨てるのはあまりお勧めできません。
感謝の気持ちを表して、捨てるようにしましょう。清め塩をして捨てるのが良いでしょう。
だるまの清め塩のやり方は
①きれいに拭く
②清めの塩を振る
③白い布、もしくは紙で包む
④だるまのみをごみ袋に入れて、普通ごみ、もしくは粗大ごみに出す。
です。
まずは飾ってあった、だるまの汚れをきれいにしてから塩を振ります。
この塩は特別なものでなくても大丈夫なので、常備している塩を使いましょう。
塩を振り終わったら、きれいな白い布もしくは紙でだるまを包みます。
最後にごみ袋に入れますが、この時に他のごみと同じ袋に入れるのではなく、だるまのみを袋に入れるようにしましょう。
どんど焼きが終わった!近くに供養する場所がない時は?
だるまを処分する方法としてどんど焼きがありますが、気が付いたら終わっていたなんてことはよくあります。
どんど焼きが終わった場合や近くに供養する場所がない時には宅配のお焚き上げを利用するのもおすすめです。
金額は段ボールの大きさで決まっていることがほとんどで、事前に申し込んで、書留や振り込みで支払いをするタイプのものや、段ボールなどのキットを購入することで供養の料金を支払うタイプのものもあります。
大きなサイズのだるまや数が多いなど、運び出すのが難しい方にとっては郵送で送ることができるのは便利ですよね。
郵送の場合自宅に荷物を集荷してくれるサービスもありますので、うまく活用していきましょう。
だるま 供養料の相場は?
だるまを供養してもらう時にはお気持ちや業者であれば料金が必要です。
だるまの供養の相場は、供養する方法によって少し変わります。
神社やお寺で供養をお願いする場合
神社やお寺で供養をする場合、初穂料として納めることになりますが、神社によってはだるまに対しての感謝の気持ちで、と具体的な金額を設定していないところが多いです。
いくらでも良いというのは一番困りますよね。
一般的にはだるま1体の供養の金額は1500円~3000円程度なところが多いです。
だるまは大きさによって供養の金額が異なり、神社によっては【だるまの高さ】×50円と決めているところもあります。
この計算式で行くと、20cmの高さのだるまの供養金額は20cm×50円で1000円ということになりますね。
だるまがたくさんある場合は、段ボール単位で供養してくれるところもあるようなので、だるまの大きさと数に合わせて供養先を選んでみるといいでしょう。
どんど焼きの場合
こちらもお気持ちとして納めるように書かれていることがほとんどです。
中には賽銭箱に供養料を納めるというスタイルの神社もあります。
これはあくまで私の感覚ですが、お賽銭箱に入れる金額となると1000円未満かなという感じです。
もちろんだるまへの感謝の気持ちなので、いくらでも問題はありません。
だるまへの感謝の気持ちの分を納めましょう。
お寺や神社に宅配でお焚き上げを頼む場合
お寺や神社では宅配でお焚き上げを受け付けているところもあります。
宅配でお焚き上げを頼む場合は、送料がかかるかどうかを確認する必要があります。
お焚き上げの金額は比較的安いと思っても、送料が別途かかることで予算をを超えてしまったり、思いのほか金額がかかってしまう可能性があるので注意が必要です。
お焚き上げキットのように、お焚き上げに必要なものがセットになっているようなものの場合は、セット料金に送料も含まれていることが多いので実質安く済む場合があります。
お焚き上げキットとは、お焚き上げの申込書と、郵送のための宅配伝票などがセットになったもので、段ボールが付いたセットもあります。
郵送するための段ボールの準備がない人にとっては、ありがたいサービスですね。
だるまを片目のまま処分してもよい?願いが達成しなかった時は?
だるまは購入時に左目を入れ、願いが叶ったら右目を入れますが、すべての願いが叶うとは限りません。
もし、願いが叶わない場合は、
片目のまま供養するのではなく、両目を書き入れてから供養しましょう。
だるまは願いが叶うと両目を入れて祝いますが、一年のうちには叶えられない長期的な願いを込めることもありますよね。
願いが叶うまで飾り続けていた人もいるかもしれませんが、基本的には1年たてば供養するのが良いとされていますから、一年たって願いが叶っていなかったとしても、一年間の感謝の気持ちを込めて右目を書き入れてから供養するようにしましょう。
まとめ
だるまの処分方法を紹介しました。
- 神社やお寺で供養
- どんど焼きやだるま市で供養
- 自宅でごみとして処分
- 宅配で供養
することが出来ます。
自宅での処分には各自治体のごみ捨ての方法に準じて普通ごみ、もしくは粗大ごみとして処分しましょう。
その際には清め塩をし自宅の処分でもきちんと供養をしましょう。
だるまの処分時期は1年。願掛けを行ってから1年後に願いが叶っていなくても両目を書き入れて供養しましょう。
縁起物のだるま、お別れの時には一年間見守ってくれた感謝の気持ちでお別れしましょう。
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